こんにちは。五十嵐です。
誰もが1度は思うこと「テストで良い点を取りたい!」今回は、そんな勉強方法の1つを紹介します。
楽して簡単にテストの点数を上げたいと思った方もそうでない方も是非ご覧下さい。
テストの点数を上げるには
今まで「日本の時代背景がどうこう…」と語っていた私にしては、珍しくストレートな内容です。
…たぶん。
・究極の勉強方法とは?
・天才とは、1%のひらめきと99%の努力である?
・直角三角形の面積を答えてみよう
・最後に…
究極の勉強方法とは?
テストで良い点を取るための究極の勉強方法の1つは暗記です。
「え、それ言っちゃうの?」って思われるかもしれませんね…今日の五十嵐先生は大丈夫なのでしょうか?
まず、前提として「テストで良い点を取る」の「良い点」が何点を指すのかについては少し注意して下さい。
これは生徒自身の現状の学力や家庭環境(いわゆる保護者の厳しさ)によって異なります。
70点台で良いという方もいらっしゃれば、90点台でないと認めないという方まで様々だと思います。
この部分に関しては私が口を出せる範囲ではないので割愛しますが、皆様の思う「良い点」がどれくらいかを念頭に置きながら以下の文章を読み進めて下さい。
仮に、70点台が良い点数である場合、暴論ですが、やはり暗記してしまうのが一番です。
テストの内容は、そもそも教科書の内容から出題されます。
そして、多くの場合、テストでは「基礎的な問題(易しい問題)」と「応用的な問題(難しい問題)」に分かれています。
教科書の内容を全て暗記してしまえば、基礎的な問題の得点を取りこぼさないで済みます。
ただ、90点台以上を目指すとなると、少しだけ話が変わります。
先程の基礎的な問題だけではなく、応用的な問題も視野に入れなくてはなりません。
この場合、暗記だけはなく、発想力が重要になってきます。この部分に関しては次の章以降で説明します。
ただし、一般的な小学生・中学生のテストで求められる発想力というのも、難易度の高い問題集(たとえば、以前私が紹介したハイクラステスト)の内容を暗記してしまえば、割とどうにでもなるケースが多いです。
結局、勉強量がものを言う世界です。スポーツと同じで量が質を生みます。
考えてみて下さい。もしも、毎日15時間勉強できる生徒が居たとして、その生徒は基礎的な知識の暗記だけで終わってしまうでしょうか?
どう考えても、小学生・中学生でそんな勉強量をこなしていたら、基礎的な知識の暗記なんか飽きて勝手に応用的な知識を求めているでしょう。
暗記という言葉だと悪いイメージを持つかもしれませんが、もちろん内容を理解することが前提です。
究極の勉強方法が暗記というのは少々暴論ですが、よっぽどの天才でも無い限りは暗記するにも時間がかかります。
ここで費やした勉強の量が、後になって勉強の質に繋がるのではないでしょうか?
もっとも、私自身がこの方法を強く推奨するわけではありませんが、楽して簡単にテストの点数を上げたいと思うような方にはこれで十分かなと思います。
天才とは、1%のひらめきと99%の努力である?
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」これは偉人エジソンの名言として有名な言葉です。
私はこの言葉が好きです。(あえて詳細については触れませんが)
この名言を文字通り読み取るのであれば、勉強においても、1%の発想力と99%の勉強量(暗記)と説明することが出来ます。
基礎的な知識の暗記だけではなく、応用的な知識の暗記もすれば、テストで99%に近い点数が取れることになります。
残りの1%は、応用的な知識をなるべく多く暗記してきたけど、それでも見たこともないような問題です。
ここで問われるのが発想力ですが、多くの方は、テストで99%に近い点数が取れたら満足すると思います。
ただし、私は、この1%の発想力を非常に大切なものだと考えています。
一般的な小学生・中学生のテストで求められる発想力はそこまで高度なものではないと思いますが、高校・大学・社会と進むにつれて発想力が求められてきます。
楽して簡単にテストの点数を上げたいと思うような方には、とりあえず99%の勉強量(暗記)で良いかと思いますが、将来的には、発想力が求められるということも頭の片隅に入れておいて下さい。
社会人だとよく分かる話だと思いますが「知識ばかりで知恵がない」という状態になりかねません。
さて、堅苦しい話はこの辺にして、次の章は気軽に読んでみて下さい。
直角三角形の面積を答えてみよう
今までの章では、テストの点数を上げるために「基礎と応用」「暗記と発想」を知ってもらいました。
これがどういうことなのか実際に具体例を出して見てみましょう。
図1は、基礎的な知識を問うものです。
「直角三角形の面積を求めなさい」という問題があったとします。
直角三角形の面積の求め方は、底辺 × 高さ ÷ 2 ですね。ほとんどの方が覚えているかと思います。
この公式自体がなぜ成り立つのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は割愛させて下さい。(これも知ると楽しいです)
さて、この公式に当てはめると、求める面積は、4 × 3 ÷ 2 = 6 です。
ここまでは、ほとんどの方が大丈夫だと思います。
図2は、図1と同じ図形です。「斜辺の長さが5であるという情報が追加された」だけです。
もちろん、この場合であっても、求める面積は、4 × 3 ÷ 2 = 6 に変わりはありません。
ですが、小学生の中には、図1では正解しても、図2では間違えてしまうことがあります。
斜辺の長さが5であることは、今回の面積の求め方とは関係ないのですが、情報量が増えただけで混乱してしまう生徒もいらっしゃいます。
図3は、図2と同じ図形です。今度は「図の向きが変わっている」だけです。
当然、この場合であっても、求める面積は、4 × 3 ÷ 2 = 6 に変わりはありません。
ですが、ここまで来ると、答えを間違えてしまう小学生がグッと増えます。(例:5 × 4 ÷ 2 = 10)
図の向きが変わっただけなのに、一体なぜなのでしょうか?
図1~3の全てにおいて、用いる公式は、底辺 × 高さ ÷ 2 に変わりはありません。
ですが、特に図2・3では、この公式中の「底辺」と「高さ」が何を指すのかを理解していないとつまずいてしまいます。
「底辺」と「高さ」は逆であってもかまわないのですが、ポイントは「底辺」と「高さ」が直角の部分を基準にしているということです。
図2の場合は、情報量が増えたことにより「底辺」と「高さ」がどれを指すのか混乱してしまうケースです。
図3の場合は、図の向きが変わったことにより「底辺」と「高さ」がどれを指すのか混乱してしまうケースです。
大人からすれば簡単に思えるかもしれませんが、直角三角形の面積の求め方を初めて知った小学生にとっては難しいです。
これが、応用や発想の部分です。
直角三角形の面積の求め方という公式の成り立ちや、図1については基礎に当たりますので、暗記の領域です。
まずは、ここの理解を大切にします。
一方で、図2・3については、応用に当たりますので、発想の領域です。
ですが、この手の応用問題は、ちょっと問題集に手をつければ、よく出てくるものです。
ここの部分も含めて暗記してしまえば、ほとんどの直角三角形の面積を正しく答えられるでしょう。
もちろん、暗記と書いていますが、理解することが大切なのは言うまでもありません。
今回は小学校で習う簡単な事例でしたが、中学生で習うような難しい事例であっても同様のことが言えます。
ただし、高校・大学・社会と進めば進むほど発想の領域を問われる比率が一気に上がってきますので、応用問題を暗記してゆくのも限界が訪れることには注意して下さい。
最後に…
私は、札幌自学塾の謳う「自ら学ぶ力」を通じて「未来を想像・創造する力」を身につけて欲しいと願っています。
高校・大学・社会と進めば進むほど発想力を問われるため、やはり発想力は大切なものだと考えています。
ただ、何の知識もない状態から発想力を求められるのも難しいことですから、今の小学生・中学生の勉強は、将来的な発想力を養うための準備として捉えて頂ければと思います。
現在も、新型コロナウイルスという未曾有の事態に我々は直面しており、この危機を乗り越えられるか否かは「未来を想像・創造する力」が大きいのではないでしょうか?
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