新道東の五十嵐です。
今シリーズ「なぜ勉強するのか」は、私にとって最重要かつ真面目な内容です。(前回記事はこちら)
実は、このシリーズ、私が昨年ブログ投稿を始めた時の記事を更新したものです。
1年前と比べて、ブログの書き方も少しずつ覚えてきたので、改めて私が一番大切にしていることを、より簡単にわかりやすく解説してゆきます。
今回は、かなり気軽に読める内容です。
もしも札幌市の全住民が消えてしまったら?
人口から見る現代日本の変化
第1回記事で「なぜ勉強するのか」という理由の1つに
「現代の日本社会が物凄い速度で変化している」という前提を踏まえて、
「この変化に適応するために、自分自身のことを自分自身で選択・決断する力が必要だから」と私は回答しました。(第1回記事はこちら)
そこで「現代社会の変化」について、今回も具体的に解説してゆきます。
・日本の人口の推移
・日本の人口の今後の予想
・人口減少と国内総生産
・最後に…
・宣伝
日本の人口の推移
次の表は、日本の人口の推移と今後の予想です。
日本の人口は2008年までずっと増え続けていました。(赤色の矢印)
時期が多少ズレていますが、かつての日本は、前回解説した国内総生産と同じく右肩上がりに人口が増え続けていました。
人口というのは、国家にとって大きな武器となりえます。
単純に働く人が多ければ、それだけ色々なモノやサービスを生み出すことができるはずです。
つまり、それだけ経済的に豊かになりやすい、すなわち国内総生産も右肩上がりになりやすいのです。
日本の人口の今後の予想
しかし、2008年をピークに2021年現在の日本の人口は減っています。
グラフで見ると「ちょっと減っただけじゃん」と思うかもしれません。
確かに、2008年のピークと比べると「約1.5%減っただけ」と言えるかもしれません。
しかし、これは人口にして約200万人に相当し、これは、ちょうど札幌市の全住民が消えてしまったようなものです。
そう考えると、ちょっと怖くないですか?
ですが、本当に怖いのはこれからです。
将来の日本は人口がどんどん減り続けてゆくと予想されています。(青色の矢印)
2048年には日本の人口が1億人を下回るとされ、これは1967年と同じくらいの人口になります。
2021年現在と比べると人口が約2,500万人も減ることになり、北海道・東京都・大阪府の全住民が消えてしまうようなものです。
日本の人口の減少、言いかえれば「人口の衰退」です。
人口減少と国内総生産
先程、人口というのは、国家にとって大きな武器になりえると書きました。
人口が減少するということは、単純に働く人が少なくなるということです。
そうなれば、昔の日本とは反対に、今後はそれだけ色々なモノやサービスを生み出すことが難しくなるのです。
つまり、それだけ経済的に貧しくなりかねない、すなわち国内総生産も右肩下がりになりえるのです。
先程、2048年と1967年の人口は同じ1億人になると書きました。
ここで、前回記事のグラフを思い出して下さい。
日本の国内総生産は、人口が増えていた1967年当時は大きく伸びていました。
つまり、日本は経済的に大きく発展していきました。
ところが、先程の人口が武器になるという理屈でゆくと、人口が減ってゆく2048年の国内総生産も減ってしまう可能性が高いのです。
つまり、前回話したとおり、日本の「経済の衰退」に繋がりかねません。
同じ1億人という人口であるはずの1967年と2048年なのに、1967年は成長、2048年は衰退、全く異なる時代を迎えることになるのです。
ちなみに、現在から人口が約2,500万人減るということは、日本の人口の約20%が減ることになります。
単純に考えれば、先程お話した色々なモノやサービスを生み出すことが難しくなるだけではなく、それらを買う人も約20%減ることになります。
あるいは、みなさんのお給料やお小遣いが約20%減ると考えてもらっても構いません。そうなると買い物する量も減ってしまいますよね。
一般的に、会社にとって売上が20%ダウンするというのは、かなりの致命傷だと思います。
モノやサービスを買う人が減っても、生み出す側の人も減るんだから結局トントンと考えることもできるかもしれません。
ですが、前回記事で書いたように、日本国内でモノやサービスを売っているのは日本の会社だけとは限りません。
海外の会社が、日本の会社よりもより安く良いものを日本に対して売ってきたら、日本の会社にとっては厳しいことになるでしょう。
「現代社会の変化」の1つとして、最初に一番難しい「経済の衰退」について前回記事で触れたのは、このような理由があるからです。
「経済の衰退」「人口の衰退」と続きましたが、まだまだ日本の現代社会には大変なことがあります。
最後に…
第1回記事で「なぜ勉強するのか」という理由の1つに
「現代の日本社会が物凄い速度で変化している」という前提を踏まえて、
「この変化に適応するために、自分自身のことを自分自身で選択・決断する力が必要だから」と私は回答しました。
そして、その「現代社会の変化」の具体例として、前回と今回で「経済の衰退」「人口の衰退」を解説をしました。
まだまだ続く日本の現代社会の大変なこと。そんな次回のお話は「一度就職したら一生安泰?」です。(次回記事はこちら)
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