第1位:秒速1cmの速さで動く点P
問.左の図のようなタテ3cm、ヨコ6cmの長方形ABCDの辺AD上を点Pが秒速1cmの速さでAからDまで動く。PがAを出発してからx秒後の三角形ABPの面積をy平方センチメートルとするとき、yをxの式で表しなさい。
答.お願いだからじっとしててよ、点P!(´・ω・`)
(おまけ)解説・解答
三角形ABPについて、ABを底辺、APを高さと考えると、その面積は
y = 3 × x ÷ 2
すなわち、
y = 1.5x と表すことができる。
堂々の第1位となったのは、比例や関数の問題によく出てくる謎の動く頂点Pでした。
このランキング自体が是非はさておき、上位5つ中4つが「速さ」にまつわる問題であったことには注目です。
確かに「速さ」に関する出題は変なシーンが多いですが、それだけ苦手な人も多いのかな…とランキングを眺めてて思いました。
(おまけ)「速さ」がキライなホントの理由
世の中には、いろいろな単位があります。
たとえば、長さは「m」、重さは「g」、時間は「秒」といった具合です。
では、速さの単位は何でしょうか。
結論から言えば「m/秒」または「秒速〇〇m」です。(もちろん他に分速や時速もあります)
これは、長さを時間で割ることで得られるもので、1秒間あたりに何m進むかという意味になります。
このように、速さは長さ「m」と時間「秒」という異なる2つの単位が組み合わされてできているのです。
長さを測るには定規を用います。時間を測るには時計を用います。
そして、速さを測るには定規と時計の両方が必要となるのです。
長さも時間も小学校の低学年で習いますが、そもそも長さや時間が苦手という生徒も意外と多いです。
そこの理解を曖昧にしたまま高学年になると余計に苦しくなる…なので算数や数学は日々の積み重ねが重要となるのです。
また、今回は割愛しますが、速さを理解するうえでは「わり算」の意味(仕組み)も重要となります。
こうした色々な要素が重なって、速さがキライな生徒は増えてしまいます。
では、そういった生徒はどうすればよいのでしょうか。
簡単な話です。Yシャツのボタンを掛け違えたのなら、元の場所まで戻るだけ。
算数や数学も同じ話。大切なことは「今やるか、やらないか。」それだけです。
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「数学の不可解なところランキング!」シリーズは今回で終了です。
ここまでお付き合い頂いてありがとうございました。
参考書籍:ハイクラステスト数学/受験研究社(https://www.zoshindo.co.jp/)
画像素材:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)