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【1分で読める】数学の不可解なところランキング!【第2位】

 

数学の文章問題では「どんな状況やねん!」と思える変なシーンが多々あります。

某インターネット掲示板に掲載されていた「数学の不可解なところランキング」もいよいよ第2位となりました。(前回記事はこちら)

 

第2位:水槽に水を注ぐ複数の蛇口

 

問.ある大きな水槽に2つの蛇口A、Bで水を注ごうとしている。Aの蛇口は1分間に45L、Bの蛇口は1分間に30L注ぐことができ、Aの蛇口だけで水を注ぐとBの蛇口だけで水を注ぐよりも9分早く満水にすることができる。この水槽を満水にするには何リットルの水が必要となるか、満水時の水量をxLとして方程式を作り求めなさい。

 

答.水槽の容積を測ったほうが早くないですか???(´・ω・`)

 

(おまけ)解説・解答

 

満水時の水量をxLとする

  x ÷ 45 + 9 = x ÷ 30

という等式(方程式)が成り立つ。この方程式を解くと

  x = 810

となり、求める水量は810Lとなる

 

今回の問題、実は考え方は「速さ」と同じです。

「速さ」「距離」「時間」の関係を理解せずに「はじきの図」で暗記だけしている生徒には解けない問題です。

なので「速さ」について理解しているかを生徒に問うときに、私はよくこのような問題を使っています。

 

「速さ」(時速・分速・秒速など)がどういう意味なのかを理解していれば、今回の蛇口についても同じようなことだと気付くことができます。

「x ÷ 45」「x ÷ 30」が何を示すか分からない方は、まずは「速さ」に関する基礎を確認し直しましょう。

このように、いろいろな考え方(仕組み)が分からないと数学の成績は伸びませんし、そこまで深く説明することができるのも私共だからこそです。

 

みなさんは、今回の方程式を作ることができますか?

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画像素材:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)

 

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