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札幌市東区のとっても安い学習塾!内申点を落とすな!(中3英語・関係代名詞)

こんにちは。札幌自学塾・新道東店の講師、五十嵐です。

今回は、諸事情により、今年度の公立高校入試範囲外となった英語の関係代名詞について解説します。

内申点を下げられない受験生には必見の内容です。

 

中3英語・関係代名詞

・関係代名詞とは

・主格、所有格、目的格って?

・主格の関係代名詞(who・which・that)

・目的格の関係代名詞(who/whom・which・that)

・注意すべき関係代名詞(that)

・所有格の関係代名詞(whose)

・最後に…

 

関係代名詞とは

関係代名詞とは「代名詞」と「接続詞」の働きをする語を指します。

…と書いても分かりにくいので、2つの文の内容を1つの文でまとめて表現するのに便利なものと思って下さい。

 

①He has a friend.(彼には友達がいます。)

②The friend lives in Paris.(その友達はパリに住んでいます。)

 

この2つの文を関係代名詞(ここでは“who”)を用いて1つの文にすると、

 

●He has a friend who lives in Paris.(彼にはパリに住んでいる友達がいます。)

 

とスッキリと表すことができます。

 

関係代名詞のポイントは、

●の文の骨組みが、He has a friend.(①)であること。

そして“a friend”がどんな人物かを補足するのが、who lives in Paris.(②の“the friend”を“who”に変えただけ)であること。

基本的には、これだけのことです。

 

●He has a friend who lives in Paris.

 

と線や( )を使うと分かりやすいでしょうか。

 

考え方:彼には友達がいます→どんな友達?→パリに住んでいる友達

最終的な日本語訳:彼にはパリに住んでいる友達がいます。

 

主格、所有格、目的格って?

関係代名詞を学ぶ上で、1つ知識をおさらいしましょう。

皆さんは、主格、所有格、目的格という言葉を知っていますか?

 

I - my - me

you - your - you

he - his - him

she - her - her

 

などを覚えたと思いますが、これらは左から主格・所有格・目的格となっています。

関係代名詞を学ぶ上で必須となる知識ですので、今のうちに思い出して下さい。

 

主格の関係代名詞

ここで、もう1度、先程の例を見てみましょう。

 

①He has a friend.(彼には友達がいます)

②The friend lives in Paris.(その友達はパリに住んでいます)

●He has a friend (who lives in Paris.(彼にはパリに住んでいる友達がいます)

 

●の(who lives in Paris)の部分だけで見ると“who”は( )の中の主語になっています。

なので、この場合は、主格の関係代名詞を用いる必要があります。

なお、後ほど、目的格や所有格の関係代名詞を用いる場面も紹介します。

 

ちなみに、上記の例文では( )の中の主語が“who”=“the friend”ですから、三人称・単数・現在形の場合は( )内の動詞は“live”ではなく“lives”になることに注意して下さい。

 

この主格の関係代名詞には“who”“which”“that”の3種類があります。

 

(1)“who”を用いる場合

単純に( )で補足する先がである場合です。

●I have a friend (who lives in India.(私にはインドに住む友人がいます。)

 

(2)“which”を用いる場合

単純に( )で補足する先が物や事である場合です。

●I know the dog (which can swim.(私は泳ぐことのできる犬を知っています。)

 

(3)“that”を用いる場合

( )で補足する先が人・物・事の何でも可能です。

●That's the bus (that goes to the zoo.(あれは動物園に行くバスです。)

 

これだけ見ると、わざわざ“who”や“which”を使うよりも“that”だけを使えば簡単じゃん!

…と思うかもしれませんが、そうならないように定期テストの問題は作られるので、ちゃんと3種類とも覚えましょう。

なお、後述しますが、あえて“that”を使うべき場面も登場します。

 

目的格の関係代名詞

所有格よりも、先に目的格の関係代名詞について見てみましょう。

 

①The lady was Alice.(その女性はアリスでした。)

②You met the lady yesterday.(あなたは昨日その女性に会いました。)

The lady (who/whom you met yesterday was Alice.(あなたが昨日あった女性はアリスです。)

 

●の(who/whom you met yesterday)の部分だけで見ると“who/whom”は( )の中の目的語になっています。

なので、この場合は、目的格の関係代名詞を用いる必要があります。

さらに“who/whom”を( )の先頭に持ってくることに注意して下さい。

 

×The lady (you met who/whom yesterday) was Alice.

 

この目的格の関係代名詞には“who/whom”“which”“that”の3種類があります。

 

(1)“who/whom”を用いる場合

単純に( )で補足する先がである場合です。

●She is a girl (who/whom everyone likes.(彼女はみんなが好きな女の子です。)

 

なお、目的格に限り“who”“whom”は基本的にどちらを用いても構いません

 

(2)“which”を用いる場合

単純に( )で補足する先が物や事である場合です。

●This is a ball (which he gave me.(これは彼が私にくれたボールです。)

 

(3)“that”を用いる場合

( )で補足する先が人・物・事の何でも可能です。

●She is a girl (that everyone likes.(彼女はみんなが好きな女の子です。)

 

これも、わざわざ“who/whom”や“which”を使うよりも“that”だけを使えば簡単じゃん!

…と思うかもしれませんが、そうならないように定期テストの問題は作られるので、ちゃんと3種類とも覚えましょう。

なお、後述しますが、あえて“that”を使うべき場面も登場します。

 

(4)目的格の関係代名詞の省略

目的格の関係代名詞は省略することができます。

●She is a girl everyone likes.(彼女はみんなが好きな女の子です。)

●This is a ball he gave me.(これは彼が私にくれたボールです。)

The boy we saw yesterday is Jun.(私たちが昨日会った男の子はジュンです。)

 

※主格の関係代名詞と所有格の関係代名詞は省略できませんので注意して下さい。

 

注意すべき関係代名詞

主格の関係代名詞(who・which)、目的格の関係代名詞(who/whom・which)。

これらは、全て“that”で代用ができると話しましたが、定期テストの問題は“that”だけでゴリ押しできないように対策されているので、ちゃんと3種類とも覚えましょう。

 

その上で、今度は、逆に“that”を用いるべき場面についてご紹介します。

関係代名詞“that”は( )で補足する先が人・物・事の何でも使用することが可能でした。

特に、この補足する先の人・物・事について、形容詞の最上級、“the first”“ the only”“ every”“ all” などが付いている場合“who”や“which”よりも“that”を用いることになります。

 

●It's the best book (that I've ever read.(それは私がこれまで読んだ中で最も良い本です。)

●She is the only one of my friends (that helpes me.(彼女は私の友人の中でただ一人私を助けてくれる人です。)

 

所有格の関係代名詞

最後に、所有格の関係代名詞について見てみましょう。

 

①Bill has an aunt.(ビルにはおばさんがいます。)

②Her name is Elizabeth.(彼女の名前はエリザベスです。)

●Bill has an aunt (whose name is Elizabeth.(ビルにはエリザベスという名前のおばさんがいます。)

 

●の(whose name is Elizabeth)の部分だけで見ると“whose”は( )の中の“name”の所有格になっています。

なので、この場合は、所有格の関係代名詞を用いる必要があります。

 

この目的格の関係代名詞は“whose”の1種類しかありません。

 

●I want a house (whose roof is white.(私は白い屋根の家が欲しい。)

 

このように、( )で補足する先が人・物・事の何でも“whose”を用います。

主格や目的格のように“that”を用いる機会はなく、基本的には“whose”の1種類のみです。

 

最後に…

“who”“which”“that”という単語を見たときに、多くの人は最初に「だれ」「どれ」「あれ」という意味を思い浮かべると思います。

ですが、これらを関係代名詞として用いる場合には「だれ」「どれ」「あれ」という意味は全くありません。

なので、関係代名詞を含んだ英文を日本語訳にする時に「だれ」「どれ」「あれ」などど訳そうものなら、学校の先生方は喜々としてバッテンにしますので十分に気をつけて下さい。

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