地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「算数・数学が大好きになる」では、「頭が賢くなる算数・数学の考え方③ひき算」を紹介します。
小学生低学年の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事な数の概念を学びます。
レベル1問題)繰り下がりのないひき算
①1+2=3 ができれば 3-1=2 または 3-2=1 もできる
つまり、「3-1」とは「1+〇=3」のことで「〇=2」という関係がなりたつ。
よって、ひき算はたし算ができればできるということです。
◇2+3=5 ができれば 5-2=3 または 5-3=2 もできる
◇1+4=5 ができれば 5-1=4 または 5-4=1 もできる
◇3+4=7 ができれば 7-3=4 または 7-4=3 もできる
◇4+5=9 ができれば 9-4=5 または 9-5=4 もできる
☆足し算ができれば直感的(指などは使わない)にできるレベル
☆ひき算は、たし算ができればできる。ひき算とたし算の関係を理解することが大事。
レベル2問題)繰り下がりのあるひき算
①レベル1と同じ考え方
◇2+9=11 ができれば 11-2=9 または 11-9=2 もできる
◇5+8=13 ができれば 13-5=8 または 13-8=5 もできる
◇7+9=16 ができれば 16-7=9 または 16-9=7 もできる
◇8+7=15 ができれば 15-8=7 または 15-7=8 もできる
②「10」の組み合わせを使った合成・分解の考え方
◇11-2=(10+1)-2=(10-2)+1=8+1=9
◇13-5=(10+3)-5=(10-5)+3=5+3=8
◇16-7=(10+6)-7=(10-7)+6=3+6=9
◇15-8=(10+5)-8=(10-8)+5=2+5=7
☆ここで大事なのは「たして10になる組み合わせ」⇒「1+9、2+8、3+7、4+6、5+5」
つまり⇒10-1=9 10-2=8 10-3=7 10-4=6 10-5=5 10-6=4 10-7=3 10-8=9 10-9=1
☆①②どちらでも問題を解けることが大事です。特に合成・分解の考え方が大事です。
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。
だから、筆算より頭の中で工夫して計算することをおススメします。