地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「算数・数学が大好き」では、「頭が賢くなる算数・数学の考え方③かけ算」を紹介します。
小学生低学年の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事な数の概念を学びます。
かけ算の意味
◇かけ算の意味は2つある。混同しないことが大事。
①「1つ分の数×いくつ分=全部の数」
例)1皿にリンゴが2個入っている。3皿だと全部で何個ですか? 式2×3=6 答え6個
②「もとにある数×何倍=比べる数」
例)弟はおばあちゃんからお年玉500円もらいました。兄は弟の3倍もらいました。
いくら兄はもらいましたか? 式500円×3=1500円 答え1500円
一桁×一桁のかけ算
◇いわゆる「九九」(量を重ねれば瞬間的に答えられるようになる)
◇計算の考え方
①2×3=6⇒2+2+2=(2+2)+2=(2×2)+2=4+2=6
②6×6=36⇒(6+6+6+6+6)+6=(6×5)+6=30+6=36
☆①②は、合成・分解の考え方です。「九九」を暗記するだけでなく計算の考え方を学ぶことが大事です。
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。
だから、筆算より頭の中で工夫して計算することをおススメします。