地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「算数・数学が大好き」では、「頭が賢くなる算数・数学の考え方⑤二桁×一桁のかけ算」を紹介します。
小学生中学年の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事な数の概念を学びます。
かけ算の意味
◇かけ算の意味は2つある。混同しないことが大事。
①「1つ分の数×いくつ分=全部の数」
例)1皿にリンゴが12個入っている。3皿だと全部で何個ですか? 式12×3=36 答え36個
②「もとにある数×何倍=比べる数」
例)弟はおばあちゃんからお年玉750円もらいました。兄は弟の4倍もらいました。
いくら兄はもらいましたか? 式750円×4=3000円 答え3000円
☆このくらいの例題の問題は暗算で即答できるようになって欲しい。もっと数が多く複雑になれば電卓やエクセルなどの計算ソフトを使えばよい。ただ、大まかな計算ができて、おおよその数が分かることが大人になっても役に立つことである。いつでもどこでも電卓を使えばよいということではない。
二桁×一桁のかけ算
◇分解・合成の考え方(中学で習う分配法則を使います)
①12×3=(10+2)×3=10×3+2×3=30+6=36
②26×3=(20+6)×3=20×3+6×3=60+18=48
③47×8=(40+7)×8=40×8+7×8=320+56=376
④78×9=(70+8)×9=70×9+8×9=630+72=702
☆①②③④とだんだん数が多くなり繰り上がりも増え難しくなっていますが、考え方は合成・分解です。
筆算でなく頭の中で計算のすることが頭を鍛えます!
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。
だから、筆算より頭の中で工夫して計算することをおススメします。