地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「算数・数学が大好き」では、「頭が賢くなる算数・数学の考え方⑥わり算」を紹介します。
小学生中学年の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事な数の概念を学びます。
わり算の意味
割り算を分けることだけで説明しようとすると壁にぶち当たります。
しかも、割り算は、たし算・ひき算・かけ算を全て使いますのでいっそう難しくなります。
ではどう教えるか? 2つあります!
①全部の数÷いくつ分=1つ分の数
②全部の数÷1つ分の数=いくつ分
かけ算の時に身に覚えがありますね⇒ 「かけ算:1つ分の数×いくつ分=全部の数」
わり算の例題
例題1
リンゴが15個、子どもが3人います。同じ数ずつ分けるとしたら何個か?
答) 15÷3=5 5個
例題2
リンゴが15個、一人に3個ずつあげたら何人の子にあげられるか?
答) 15÷3=5 5人
例題3
6個のリンゴで2杯分のリンゴジュースをつくることができる。
この時、リンゴジュースコップ1杯あたり何個のリンゴが必要か?
答)6÷2=3 3個
例題4
1/3個のリンゴで1/2杯分のリンゴジュースをつくることができる。
この時、リンゴジュースコップ1杯あたりの何個のリンゴが必要か?
答)1/3÷1/2=1/3×2/1=2/3 2/3個
例題5
2/3個のリンゴで5/2杯分のリンゴジュースをつくることができる。
この時、リンゴジュースコップ1杯あたりの何個のリンゴが必要か?
答)2/3÷5/2=4/3×2/5=2/15 4/15個
ポイントは、「1あたりの数・いくつ分・全体の数」の意味を知ることです。
幼児から小学生にかけて遊びや日常の中で分けたり、配ったりする経験が必要です。
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。
だから、筆算より頭の中で工夫して計算することをおススメします。