地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「頭が賢くなる算数・数学の文章問題④解答編~速さの問題ができれば他の問題もほぼできる」を紹介します。
小学生の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事なことを学びます。
算数・数学の文章問題を解くカギ
算数・数学の文章問題を解くカギは、「具体例や絵・図」を利用できるかどうかです。
決して公式を覚えて利用することではないです。
公式が分からなくても、言葉の意味さえ知っていれば小中学生の問題ならほぼできます。
小学生高学年・中学生になれば公式を覚えた方が問題をはやく解けるので、公式に頼りがちになります。
公式の意味を理解しないまま公式を利用してもだんだんと問題が解けなくなります。
まずは、公式に頼らず「具体例や絵・図」を利用して解くことをおススメします。
速さ(速度)とは
速さ(速度)とは、同じスピードで動いている時に、単位時間あたりに進む距離のことをいう。
つまり、
◇1時間に1㎞進むとき、時速1㎞という。
◇1分間に1m進むとき、分速1mという。
◇1秒間に1㎝進むとき、秒速1㎝という。
例題(速さの意味さえ分かれば公式を使わなくても解けます)
①札幌から旭川まで車で時速60㎞で走ったら2時間かかりました。札幌から旭川までの距離は何㎞ですか?
答え)時速60㎞ということは、1時間で60㎞進むということ。2時間なので60×2=120㎞と感覚的に答えがでる。
公式を使わなくても時速という意味が分かればできる。
②家から円山公園まで分速80mで歩いたら15分かかりました。家から円山公園までの距離は何mですか?
答え)①同様、分速80mということは、1分間で80m進むということ。15分なので80×15=1200m
③アリが巣から別な巣まで秒速2㎝で歩いたら30秒かかりました。巣から別の巣までの距離は何㎝ですか?
答え)①同様、秒速2㎝ということは、1分間で2㎝進むということ。30秒なので2×30=60㎝
まずは、速さ(時速・分速・時間)と時間(時間・分・秒)が分かって、距離を求める問題から始めます。
日常よく使うような問題が大事です。速さ(速度)の意味が分かれば感覚的に答えることができます。
公式を使わないで取り組むことが「頭が賢くなる」コツです。
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。