地道に量を増やすのが一番。「質より量。量が質を生む」の考え方である。
勉強する体力がつけば、スポーツや音楽のように勉強も好きになります。
逆に言えば、勉強する体力がなければ勉強を好きになることはほぼありません。
今回のブログ「頭が賢くなる算数・数学の文章問題⑦~速さの問題ができれば他の問題もほぼできる」を紹介します。
小学生の問題ですが、中学数学を学ぶ上でとても大事なことを学びます。
算数・数学の文章問題を解くカギ
算数・数学の文章問題を解くカギは、「具体例や絵・図」を利用できるかどうかです。
決して公式を覚えて利用することではないです。
公式が分からなくても、言葉の意味さえ知っていれば小中学生の問題ならほぼできます。
小学生高学年・中学生になれば公式を覚えた方が問題をはやく解けるので、公式に頼りがちになります。
公式の意味を理解しないまま公式を利用してもだんだんと問題が解けなくなります。
まずは、公式に頼らず「具体例や絵・図」を利用して解くことをおススメします。
速さ(速度)とは
速さ(速度)とは、同じスピードで動いている時に、単位時間あたりに進む距離のことをいう。
つまり、
◇1時間に1㎞進むとき、時速1㎞という(速さとは1時間に何㎞進むかを聞かれています)
◇1分間に1m進むとき、分速1mという(速さとは1分間に何m進むかを聞かれています)
◇1秒間に1㎝進むとき、秒速1㎝という(速さとは1秒間に何㎝進むかを聞かれています)
*問題によって単位が違いますので気をつけましょう!
例題(速さの意味さえ分かれば公式を使わなくても解けます)
①札幌から旭川までの距離は120㎞です。車で時速60㎞で走りました。
札幌から旭川まで何時間かかりましたか?
②家から円山公園まで1200mあります。分速80mで歩きました。
家から円山公園まで何分間かかりましたか?
③アリが巣から別な巣まで60㎝あります。秒速2㎝で歩きました。
巣から別の巣まで何秒間かかりましたか?
前回は、距離と時間(時間・分・秒)が分かって、速さを求めるました。
今回は、距離と速さが分かって、時間を求めます。
日常よく使うような問題が大事です。速さ(速度)の意味が分かれば感覚的に答えることができます。
公式を使わないで取り組むことが「頭が賢くなる」コツです。
算数・数学は難しい問題の解き方を覚えるのではなく、頭を良くするためのトレーニングです。