◇小学生から中学生までに一番身につけたい力は何? 「自ら学ぶ力=自学力」
◇論理的思考力とは何?
①言い換える力(具体と抽象の関係)(つまり、たとえば)
②比べる力(あっちは、こっちは、一方は、他方は、それに対して)
③たどる力(因果関係→原因と結果の関係)(だから、なぜなら)
④推論力(未知の事柄に対して筋道を立てて推測し、論理的に妥当な結論を導き出す力)
◇理解力とは? ①点で理解 ②線で理解 ③面で理解
◇三角形の合同条件
①3組の辺がそれぞれ等しい
②2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
③1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
◇平行四辺形の性質
①2組の対辺の長さがそれぞれ等しい
②2組の対角の角度がそれぞれ等しい
③対角線がそれぞれ中点で交わる
④2組の対辺がそれぞれ平行である
⑤1組の対辺が並行で長さがそれぞれ等しい
*平行を証明するためには、錯角や同位角が等しいことを利用する!
例題6)図(動画参照)の△ABCの中点をM、ACの中点をNとする。MN上の延長にMN=NDとなる点Dをとる。
四角形MBCDが平行四辺形になることを証明せよ。
証明)
①AN=CN(NはACの中点)
②MN=ND(仮定)
③ ①②より「対角線がそれぞれの中点で交わる」ので四角形AMCDは平行四辺形となる
四角形MBCDにおいて
④ ③よりAM//CD(▱ABCDの対辺)
⑤AM=CD(▱AMCDの対辺)
⑥AM=BM(MはABの中点)
⑦ ④よりMB//CD
⑧ ⑤⑥よりMB=CD
したがって⑦⑧より「1組の対辺が並行でその長さが等しい」ので四角形MBCDは平行四辺形となる。
例題7)図(動画参照)で△QBC、△PBA、△RACはいずれも正三角形である。
このとき四角形QPARが平行四辺形であることを証明せよ。
証明) △ABCと△PBQにおいて
①AB=PB(正三角形PBAの辺)
②BC=BQ(正三角形QBCの辺)
∠PBA=∠QBC=60°(正三角形の角)より
③∠ABC=60°-∠QBA
④∠PBQ=60°-∠QBA
⑤ ③④より∠ABC=∠PBQ
①②⑤より「2組の辺とその間の角が等しい」ので △ABC≡△PBQ
⑥AC=PQ(合同な三角形の対応する辺は等しい)
⑦AC=AR(正三角形ACRの辺)
⑧ ⑥⑦よりPQ=AR
△ABCと△RQCにおいて同様にすると
⑨AB=RQ(△ABC≡△RQC 合同な三角形の対応する辺は等しい)
⑩AB=AP(正三角形ABPの辺)
⑪ ⑨⑩よりRQ=QP
したがって⑧⑪より「2組の対辺の長さがそれぞれ等しい」ので四角形QPARは平行四辺形となる。
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