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今時の小学生・中学生に足りていないものは〇〇〇です!~前編~

 

新道東の五十嵐です。

ゴールデンウィークが終わって嘆くのは生徒も親御様も変わらないかと。笑

さて、今回から久々のシリーズものです。今回のテーマは私が感じている「今時の小学生・中学生に足りていないもの」です。

 

「どうしてウチのコは勉強ができないの?」と悩む親御様も多いのではないでしょうか?

そこで、今時の小学生・中学生が抱える問題点、それに対して私が実践している指導内容を特別に公開します。

 

別に今時の小学生・中学生が悪いわけじゃない!

 

「今時の小学生・中学生に足りていないもの」というネガティブなテーマですが、別に今時の小学生・中学生が悪いわけじゃありません。

ハッキリ言って、高校から中学校へ、中学校から小学校へと学習内容が前倒しになっていることが最大の要因です。

かと言って、決まっているものを変えるのも無理難題なので、現状の教育課程を受け入れた上で問題点を整理し、解決策を講じてゆけば良いだけの話です。

 

※ 本記事では当初「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果を元に私見を記載する予定でしたが、調査方法の一部に違和感を覚えたため、実際に私が児童・生徒と接して感じたことを中心に述べさせて頂きます。

 

日本語の読解力

 

今時の小学生・中学生に足りていないもの、第1弾は「日本語の読解力」です。

 

これは別に「漢字の読み書きがなっていない」とか「文法や接続詞が正しく理解できていない」といった話ではありません。

もっと単純に ①:書かれている日本語の単語の意味を理解しているか②:そもそも文章をちゃんと読んでいるのか というレベルの話です。

 

なので、国語という科目の成績が良い・悪いという話ではありません。

今回は前編ということで ① にフォーカスして解説します。

 

書かれている日本語の単語の意味を理解しているか

 

特に、小学生に顕著に見られることです。

 

一昨年(?)から小学校で「英語」という科目が高学年で本格的に採用されたことで、相対的に小学生が日本語の単語の意味を理解する機会を失っています。

あと、講師目線では、単純に私の学生時代と比べて教科書の文章自体も難しくなったように感じます。

 

小説などと比べると、どうしても論説文に出てくる単語自体が難しくなるのは仕方がありません。

もちろん、我々大人だって全ての日本語を完璧に網羅しているわけではありません。

ですが、文脈である程度の判断をすることが可能です。

 

ところが、今時の小学生の教科書に登場する単語は小学生にとっては少し難しいものが多いです。

この「少し難しいものが多い」という点が厄介です。

 

1~2個の単語であればどうにかなるでしょうが、意味の分からない言葉だらけになると、それはもはや日本語ではなく外国語や暗号のような気分になります。これでは、児童だって読む気にもなりません。

 

大人目線だと、たとえば次のような文章を読んでいるような感覚です。

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1994年2月には、新しいWRCホモロゲーションモデルのGT-FOUR(ST205型)が登場。

搭載されるツインカムターボ3S-GTEはレーザークラッドバルブシートや、インジェクター容量の拡大(430 cc → 540 cc)、メタルガスケットの採用、Dジェトロ燃料供給方式や水冷式インタークーラーなどにより255 psとなった。

駆動方式は先代同様フルタイム4WDだが、スーパーストラットサスペンションを装着しブレーキも対向4ポット(前)、対向2ポット(後)のアルミキャリパー4輪ベンチレーテッドディスクとなり制動力も向上した。

(出典:Wikipedia )

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これ、私の昔の愛車に関する説明なのですが、大人であっても自動車(特に90年代)に疎い人には解読不能でしょう。笑

児童だって、これと同じような感覚に陥ってしまうのも無理は無いでしょう。

 

五十嵐先生が実践していること

 

札幌自学塾と言えば「自ら学ぶ力」を養うことを大切にしていますが、なんだかんだ生徒が少ない(´・ω・`)ので個別指導に近い状態で色々と教えています。

ですが、私の場合、よく動物の親子を例にあげるのですが「親が子にエサを与えるのではなく、エサの獲り方だけを教えること」を意識しています。

 

要するに直接答えは教えませんが、分からない児童・生徒にはヒントを出し、(他人の力を借りながらでも)自力で答えを掴み取らせています。過去にあった事例を少しご紹介します。

 

【書かれている日本語の単語の意味を理解しているか】

 

小学生の国語の文章読解問題についてです。

自力で問題を解かせても、ほとんど解答欄が真っ白。まぁ難しいからね。仕方ない。

 

そんな時、まずは、児童に長文を1段落ずつ、あるいは1文ずつ声に出して読ませます

そして「今読んだ文章の中で意味の分からない言葉は無かったか?」と尋ねます

 

すると、意外とたくさんの質問が出てきます。笑

問題によって 答えて良いもの・答えてはいけないもの があるので、ここは講師の腕の見せどころですが、出しても良いヒントはバンバン出してゆきます

 

こうして、前述の例のような外国語や暗号に感じてしまう文章を、児童が何となく理解できるような日本語にしてゆくのです。

欲を言えば「辞書を引いて調べろ」と言いたいところですが、今の児童・生徒にはあまりにも負担が大きすぎるので、ここは私の方でバンバン教えてしまいます。(あくまでも日本語の場合です)

 

結局、辞書を引いたところで「そもそも辞書に書いている意味が分からない」と言われたらお手上げですからね。

そういった意味では、私はAIに対して否定的な立場です。アナログではありますが、その児童のレベルに合った言葉で説明をすることが出来るのは対面指導の強みです。

 

そうするとどうでしょう。

あれだけ解答欄が真っ白だったのがウソみたいに全部埋まってしまうのです。

たとえ私の力を借りたとしても、私は答えそのものは教えていません。答えは児童自らが掴み取ったのです。

 

小学生の語彙力が少ないのは当然といえば当然ですが、こうした成功体験が少しずつ本人のヤル気を伸ばしてくれます。

 

(次回記事はこちら:今時の小学生・中学生に足りていないものは〇〇〇です!~後編~)

 

宣 伝

 

 

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札幌自学塾では、現在、小学生・中学生・高校生の募集をしています。

ゴールデンウィークが終わりましたが、お子様はちゃんと自宅で勉強していましたか?

 

個人的には、受験生でもない限り、勉強以外に旅行なり普段できないことをする分には賛成です。

ですが、ただ自宅でダラダラ過ごして終わったとしたら、ちょっと心配ですね。。。

 

ぜひこの機会に札幌自学塾をご利用してみてください。塾代も他社と比べて圧倒的に安いと思います!

 

(ある時は霞ヶ関の国家公務員、またある時は営業会社の課長代理、そんな講師の自己紹介はこちら)

 

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