新道東の五十嵐です。
今シリーズ「なぜ勉強するのか」は、私にとって最重要かつ真面目な内容です。(前回記事はこちら)
実は、このシリーズ、私が昨年ブログ投稿を始めた時の記事を更新したものです。
1年前と比べて、ブログの書き方も少しずつ覚えてきたので、改めて私が一番大切にしていることを、より簡単にわかりやすく解説してゆきます。
気軽に読める内容にしていますので、難しそう…と思わず気軽に読んでください。ヽ(´▽`)/
国内総生産から見る現代日本の変化
前回記事で「なぜ勉強するのか」という理由の1つに
「現代の日本社会が物凄い速度で変化している」という前提を踏まえて、
「この変化に適応するために、自分自身のことを自分自身で選択・決断する力が必要だから」と私は回答しました。
ですが「現代社会の変化」と言われても、いまいちピンとこない人も多いでしょう。
そこで、この点について具体的に全4回にわたって解説してゆきます。(前回記事はこちら)
・国内総生産(GDP)とは
・オリンピックでわかる国内総生産
・日本の国内総生産の推移
・国内総生産から見る現代日本の変化
・最後に…
・宣伝
国内総生産(GDP)とは
いきなり難しい言葉で始まって申し訳ないのですが。
社会科(公民)の勉強ではないので気軽に読んでください。
国内総生産(GDP)とは、簡単に言うと、1年間に国内でどれくらい経済的に発展したかを示すものです。
これは、具体例を見た方がイメージしやすいでしょう。
たとえば、200ヵ国近くある世界から見たとき、日本の国内総生産は第3位です。
ちなみに、第2位は中国、第1位はアメリカです。
これは皆さんイメージできるのではないでしょうか。
これら上位3ヵ国は経済的に豊かですよね。同じ国の中でも貧富の差があるのは事実ですが、国家全体として見れば豊かなのは間違いないです。
水道があって、電気があって、ガスがあって、インターネットもあって。
学校だってあるし、病院もある。色々なモノやサービスが充実しています。
反対に、国内総生産が低い国は、個別具体的な明言は避けますが、いわゆる発展途上国(開発途上国)と呼ばれる国が多いです。
水道がない、電気もない、ガスもない、インターネットもない、あってもいつでも使えるとは限らない不安定なものだったり。
学校だって遠方から通ったり、病院があってもロクな医療体制でなかったり。色々なモノやサービスが不足しています。
それだけならまだしも、内戦(戦争)だなんだと言っては食料さえ確保できないような国があるのも残念ながら事実です。
この国内総生産をもう少し身近なものでイメージしてみましょう。
たとえば、保護者の方々は、お仕事をしてお給料を稼いでいる方が多いと思います。
そのお仕事とは、会社勤めの方であれば、会社がモノやサービスを売り、その対価として会社はお金を得ています。
コンビニやスーパーマーケットでは色々なモノを売っていますし、飲食店なんかは色々な食事を提供しています。
遊園地なんかは色々なアトラクション(乗り物とか施設)という楽しいサービスを、もちろん私共の札幌自学塾だって教育というサービスを提供しています。
これらは、モノであれサービスであれ全て対価としてお金をもらいます。
簡単に言うと、これが国内総生産だとイメージしてください。
※ 厳密には、国内総生産とは、ある期間内に国内で産み出された「付加価値」の総額のことであり、家計・企業・政府・貿易などの総額を指しますので、私の説明は正確ではありません。ただし、今回は経済学の授業ではないので、みなさんにイメージしやすいよう、あえてシンプルに書きました。この点、ご理解ください。
オリンピックでわかる国内総生産
さて、タイムリーな話題で、先日、東京オリンピックが閉会しました。
日本は大健闘で、金メダルの獲得総数はなんと27個で第3位。
では、みなさん、金メダルの獲得総数が第2位と第1位の国がどこだかわかりますか?
答えは、第2位が中国、第1位がアメリカです。
ここまで記事を読んだ方、勘の良い方は既にお気付きでしょうか。
この順位、先程述べた世界の国内総生産の順位と上位3ヵ国が全く同じなのです。
これは、偶然なのでしょうか?
もちろん、各選手の尋常じゃない努力があったのも事実です。
ですが、トレーニングする場所や指導するコーチなどに対するお金、つまり経済的な豊かさも大きく関係していることでしょう。
言い換えれば、国内総生産がそれだけ大きく関係しているということです。
日本の国内総生産の推移
さて、先程、日本の国内総生産は世界第3位と書きましたが、実は、十数年前までは世界第2位でした。
そう、この間に中国に追い抜かれてしまったのです。
アメリカと中国は、今日でも、ものすごい勢いで経済的に発展しています。
それに対して、現在の日本はあまり勢いがありません。
これも、言葉で説明するよりも目で見た方が早いです。
日本の国内総生産の推移について、次のグラフを見てください。
あえて細かい説明はしません。
一昔前、1955年~1995年の約40年間の推移(変化)です。
10年刻みのグラフですが、ものすごく右肩上がりなのが一目瞭然です。
要するに、かつての日本は、ものすごい勢いで経済的に発展してきたのです。
続いて、次のグラフを見てください。
これも、あえて細かい説明はしません。
直近、2000年~2020年の約20年間の推移(変化)です。
はっきり言ってほとんど変化がありません。これも一目瞭然です。
要するに、現在の日本は、かつてほどの勢いでは経済的に発展していないのです。
国内総生産から見る現代日本の変化
このように見てもらうと、昔と今では、明らかに経済の発展スピードが変化しています。
これが前回記事で「現代の日本社会が物凄い速度で変化している」と書いた理由の1つです。
昔と違って経済の発展スピードが鈍っている、ある意味、これは「経済の衰退」とも言えます。
「現状維持してるだけ良いじゃん。」と思うかもしれませんが、それだと困る事があるのです。
たとえば、みなさんの身近にあるものをいくつか手に取ってみてください。
それは、どこの国で作られたものでしょうか?
最初に、国内総生産について、会社を例に、モノであれサービスであれ全て対価としてお金をもらうと書きました。
ですが、これは日本国内だけの話ではなく、海外との競争でもあるのです。
日本の経済の発展スピードが鈍っているうちに、他国に追い越される可能性だって今後十分にありえます。
海外との競争に負けるということは、たとえば、日本の会社の商品よりも海外の商品の方を選ぶ日本人が増える可能性があります。
そうすると、日本の会社は、商品が売れなくなって苦しくなってしまいますよね。
詳しくは、次回以降に解説しますが、個人的には、実際に、今後の日本の国内総生産が右肩下がりになるのではないかと予想しています。
最後に…
前回記事で「なぜ勉強するのか」という理由の1つに
「現代の日本社会が物凄い速度で変化している」という前提を踏まえて、
「この変化に適応するために、自分自身のことを自分自身で選択・決断する力が必要だから」と私は回答しました。
そして、その「現代社会の変化」の具体例の1つが「経済の衰退」です。
最初から経済の話をすると難しいかもしれませんが、次回以降の話は物凄く簡単になります。
そんな次回のお話は「もしも札幌市民が全員消えてしまったら?」です。(次回記事はこちら)
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