新道東の五十嵐です。中学生や高校生は定期テストの時期ですね。
私のブログも2年目になりました。いつも応援頂いてありがとうございます。
さて、前回まではネタ記事続きでしたが、今回は真面目なお話です。(五十嵐先生の過去のブログはこちら)
色々な物事から基礎の大切さを考える
私は、普段は飛んだり跳ねたりするのが好きな性格をしていますが、勉強だけは基礎を大切にしています。
過去に札幌南高校への進学(相対評価Cランク・当日試験271/300点)や国家公務員試験の現役合格(行政2種・大卒レベル)をした私が物事の基礎を大切にする理由とは何でしょうか。
今回は、5教科の勉強からちょっと離れて、そんな物事の基礎について考えてみます。
・色々な物事の基礎
・守破離、型破り、形無し
・5教科の勉強
・最後に
色々な物事の基礎
囲碁や将棋には、定石・定跡というものが存在するそうです。
簡単に言うとセオリーと呼ばれるものです。
私はプライベートで競技麻雀の基礎を教えているのですが、やはりこれにもセオリーがあります。
いろんな数字の牌が複雑に並ぶため、初心者の人は1牌1牌引くごとに「うーん」と考え込んでしまいます。
ですが、ある程度の経験者になると、瞬時に「これ」と最善手を選ぶことができます。
全く考えていないとまでは言いませんが、彼らはいちいち考えこまず、ただセオリーに従って判断しています。
なぜなら、セオリーとは、一種の基礎であるからです。そして、基本的な場面に対しては、実戦ではいちいち長く深く考え込んだりはしません。それでも瞬時に最善手を選ぶことができるのです。
私は囲碁や将棋の経験がなく、セオリーを知らないため、残念ながら経験者には勝てません。
守破離、型破り、形無し
さて、みなさんは守破離(しゅはり)という言葉をご存知でしょうか。
実は、塾長のYouTube講座でも過去に守破離という言葉が使われていました。(探してみてね!)
守破離という言葉自体はビジネスシーンでよく耳にしますが、元々は武道などの世界で使われていた言葉です。
守破離という言葉を簡単に説明すると、
守:師から教わった型を忠実に守って修練する、基本の型を守る。
破:教えを守ることで身に付いた力をもとに他の型も試す、基本の型を破る。
離:今までの型にとらわれず個性や独創性を求める、既存の型を離れる。
といった感じです。
次に、型破り・形無しという言葉です。こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これも、前述の守破離と関連しており、型がある者が型を破ると「型破り」になりますが、何の型も無い者が型を破ったところでただの「形無し」です。
「型破り」はカッコイイですが、「形無し」と言われてしまうとなんだかダサいですよね。笑
これら一連の言葉には、教えを破り離れた後でも基本を見失ってはならないという意味が込められています。
古臭いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それほどに基礎が大事であると先人が言い続けてきたのです。
もちろん、死ぬまでずっと基礎にしがみつけと言っている訳ではありません。
先程の麻雀の例でも、セオリーを理解していながら、意図的にセオリーに反する選択をする場面があります。
これは、あくまでもセオリーを理解しているという前提での判断であるため「型破り」です。
反対に、初心者がセオリーを理解せずデタラメに選択するのは「形無し」です。
両者では、やはり勝率には大きな差が開いてしまいます。
5教科の勉強
このように、セオリーを身に付けると色々な場面で有利になることから、物事の基礎の大切さを理解してもらえると思います。
そして、これは学校の5教科の勉強にも通用する考え方だと私は思っています。
たとえば、小学生であれば漢字や計算です。
「つまらない」「面倒くさい」。私にもその気持ちは分かります。
ですが、毎日真剣に取り組めば、少なくとも机に向かう体力や集中力は身に付きます。
もちろん、漢字であれば「正しく覚える」、計算であれば「速く正確に行う」などといった目的意識は必要です。
この記事をご覧頂いているのは社会人の方がほとんどだと思いますので、次のような状況を思い浮かべてみてください。
たった数十分で漢検1級に出てくるような難解な漢字の書き方を何十個も覚えなくてはならないとき、3ケタ同士のかけ算を何十問も筆算で計算しなくてはならないとき…。
お喋りしている余裕なんてありますか?ゲームや漫画のことを考えてる余裕なんてありますか?
そんな余裕なんて普通は無いですよね。集中して必死に取り組むことでしょう。
話を児童や生徒の場合に戻すと、テストで文章問題を間違えるコが本当に多いです。
ですが、その理由はとても単純なものばかりで、
・問題文をちゃんと読まない
・考えるのが面倒くさい
・授業中に先生の話を聞かない
といった程度のレベルで、どれも集中力に欠けているのが根本的な原因です。
要するに、ただ単に基礎が出来ていないのです。
「いやいや、文章問題なんだから単純な漢字や計算とは話が違うだろ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、問題文をちゃんと読まない、考えるのが面倒くさいという時点で基本が身についていないと言わざるを得ません。
まずは、守破離の「守」です。基礎を徹底的に修練すべきです。
そして、ここで言う基礎というのは、単純に漢字が書けるか、計算ができるかといった話ではなく、机に向かう体力や集中力、勉強に対する心構えなどのことです。
もちろん、漢字が書けることも計算ができることも大切ですが、私にとっては、最終目標である「自ら学ぶ力」への手段に過ぎません。
最後に
以上、私が物事の基礎を大切にする理由について解説しました。
「守」の鍛錬なく「破」や「離」など有り得ません。
もしも、ご覧頂いているあなたが保護者の方であれば、「破」や「離」といったハイレベルな教育は現時点のお子様の学力に相応しいでしょうか。
大切なお子様を「型破り」と「形無し」のどちらに育てたいですか…なんて尋ねるまでもありませんね。笑
余談ですが、中には、基礎がしっかりしているのに、文章問題などの応用問題を考えるのが嫌いなために、逃げに回っていつまでも基礎ばかりを勉強する生徒もいます。
そういったものを見抜いて適切なレベルの内容を指導するのがプロの講師なので、ぜひ札幌自学塾を頼ってください。
個人的には、難しい問題で生徒とバチバチやり合うのが大好きです!生徒が受ける道コンなどの試験は私も実際に解いてます!!(`・ω・´)
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