こんにちは。五十嵐です。10日連続投稿・英語の品詞シリーズ第5弾!
前回は、副詞について学びましたが、今回は前置詞について学びましょう。(前回の記事はこちら)
これまでに見てきた名詞、動詞、形容詞、副詞の他にもまだまだ品詞はありますが、品詞シリーズは今回で最終回です。
五十嵐先生の基礎英語10(前置詞)
英語の文法を学ぶ上で、これまでに様々な品詞を見てきました。
今回の前置詞は、これまでの品詞と比べて地味なものですが、日本語で言うところの「て・に・を・は」に近いようなものかもしれません。
高校入試までに習う前置詞の数はあまり多くありませんので、気軽に学んでみましょう。
・前置詞
・形容詞句
・副詞句
・簡単なようで難しい
・最後に…
前置詞
前置詞とは、「前置詞+(冠詞+)名詞」の形で1つの句(セット)となり、他の名詞や動詞を修飾する役割があります。
具体的に見た方が早いので、まずは、これらの用い方から見てみましょう。
形容詞句
前置詞の役割の1つに、形容詞句を作って名詞を修飾するというものがあります。
The book on the desk is mine.(机の上の 本は 私のものです。)
まず“on”という前置詞が“the desk”という「(冠詞+)名詞」の前に付いて“on the desk”という1つの句(セット)となります。
そして“on the desk”(机の上の)という形容詞句を添えることで、名詞“book”(本)の情報を補足しています。
“on the desk”という言葉がなくても文章自体は成立しますが、意味としては不自然になってしまいますね。
The book is mine.(その本は 私のものです。)←その本ってどの本?
副詞句
前置詞の役割の1つに、副詞句を作って動詞を修飾するというものがあります。
We swim in this pool.(私たちは このプールで 泳ぎます。)
まず“in”という前置詞が“this pool”という「(形容詞+)名詞」の前に付いて“in this pool”という1つの句(セット)となります。
そして“in this pool”(このプールで)という副詞句を添えることで、動詞“swim”(泳ぐ)の情報を補足しています。
この文章も“in this pool”という言葉がなくても文章自体は成立しますが、やはり意味としては不自然になってしまいますね。
We swim.(私たちは 泳ぎます。)←泳ぐってどこで?
簡単なようで難しい
前置詞自体の使い方は、名詞とセットで用いるだけなので簡単です。
ただし、学生(または社会人も含む)にとって難しいのは、どの場面でどの前置詞を用いるかを判断することです。
たとえば、時を表す前置詞として代表的なものに“in”“on”“at”などがあります。
一般的な使い分けは次のようになっています。
①“in”
年・月・季節などの「期間」朝・午前・午後・夕方などの「時間帯」
in (the) summer(夏に)
in December(12月に)
in 1616(1616年に)
in the afternoon(午後に)
②“on”
主に日・曜日、または特定の日の朝・午後・夕方
on April 1(4月1日に)
on Sunday(日曜日に)
on the morning of May 12(5月12日の朝に)
on a fine morning(ある晴れた朝に)
③“at”
時刻・時点
at six(6時に)
at noon(正午に)
※例外:at night(夜に)
他にも、場所を表す前置詞も複数あり、使い分けが少し難しいです。
気になった方は、ぜひ調べてみて下さい。
最後に…
前置詞は、地味ながらもテストなどでは出題しやすい内容となっているため、普段から慣れることが大切です。
また、単語によっては、幅広い意味で用いられることもありますので、特に読む場合に、どの場面でその単語が使われたかを意識するのもポイントでしょう。
基礎英語・品詞シリーズは今回までの5回をもって終了となります。
次回からは、以前軽く紹介した英語の5文型について実際に詳しく見てゆきましょう。
完璧に理解しなくても、なんとなく「こういう仕組みになってるんだぁ」と知るだけでも、様々な場面で役に立つはずです。
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