こんにちは。五十嵐です。10日連続投稿・英語の文型シリーズ第1弾!
前回までは、英語の文型を学ぶ上で必要となる品詞について学びました。
今回から、その知識を活かして実際に文型を学びましょう。(前回の記事はこちら)
五十嵐先生の基礎英語11(第1文型)
英語の文型を理解することで、一気に英語の世界が広がります。
「英語の成績が急に落ちた」「勉強についていけなくなった」という人はぜひ読んでみてください。
・英語の5つの文型
・第1文型
・最後に…
英語の5つの文型
以前の記事でも軽く紹介しましたが、英語の文章は大きく5つの文型に分かれます。
英語の文章は、原則「主語+動詞」という並びになり、その後に「目的語」や「補語」がどのように並ぶかで5つの文型を判断します。
これら「主語」「動詞」「目的語」「補語」は、英語の文章を構成する大きな骨組みとなります。
これらに該当しない「副詞」や「前置詞を含めた修飾句」などは、ただの脇役に過ぎません。
まず、以前紹介した5文型の例文を再掲します。
第1文型:Mr.Igarashi works hard everyday.(五十嵐先生は 毎日 一生懸命 働きます。)
第2文型:Mr.Igarashi is a great teacher in Sapporo.(五十嵐先生は 札幌で 偉大な 先生です。)
第3文型:Mr.Igarashi likes sushi very much.(五十嵐先生は お寿司が とても 好きです。)
第4文型:Mr.Igarashi gave her a birthday present yesterday.(五十嵐先生は 昨日 彼女に 誕生日プレゼントを あげました。)
第5文型:Mr.Igarashi always keeps his room clean.(五十嵐先生は いつも 部屋を きれいに しています。)
これらは、上から順に第1文型~第5文型と全て異なる文型です。
この文章を見て「目的語」や「補語」がどれだか分かりますか?
実は、品詞の「動詞」の回で解説していたのですが、これが「動詞」が最も重要だと私が書いた理由でした。(「動詞」の記事はこちら)
では、今回は第1文型を学びましょう。
第1文型
第1文型は「主語+動詞」のみで文章の骨組みが構成されています。
つまり「動詞」の後に「目的語」や「補語」が続かない文章です。
Mr.Igarashi works hard everyday.(五十嵐先生は 毎日 一生懸命 働きます。)
「主語」は“Mr.Igarashi”(五十嵐先生)、「動詞」は“work”(働く)、この2つが文章の骨組みとなっています。
後ろに続いている“hard”(一生懸命)や“everyday”(毎日)はどちらも「副詞」で文章の情報を補足しています。
「副詞」は文章の骨組みではないため、これらが無くても文章自体は一応成立します。
Mr.Igarashi works.(五十嵐先生は 働きます。)
ただし、これだと文章の情報が少なくて漠然としていますね。
他にも第1文型の例文をいくつかを挙げてみます。
Grandma sat at the table.(おばあちゃんは テーブルに 座った。)※“sat”は“sit”の過去形
「主語」は“Grandma”(おばあちゃん)、「動詞」は“sit”(座る)、この2つが文章の骨組みとなっています。
後ろに続いている“at the table”(テーブルに)は「副詞句」で文章の情報を補足しているだけです。
I walk to school except on rainy days.(私は雨の日以外は学校へ歩いて行く。)
「主語」は“I”(私)、「動詞」は“walk”(歩いて行く)、この2つが文章の骨組みとなっています。
後ろに続いている“to school”(学校へ)、“except on rainy days”(雨の日以外は)は「副詞句」で文章の情報を補足しているだけです。
このように、第1文型「主語+動詞」の形を取る「動詞」は「自動詞(完全自動詞)」と決まっています。
そして、この「動詞」の後ろに「補語」が来る場合は第2文型となり、第1文型とは異なってきます。
第2文型については、次回学びましょう。
最後に…
第1文型は「主語+動詞」のみで文章の骨組みが構成され「動詞」の後に「目的語」や「補語」が続かない文章です。
ただし「主語+動詞」だけだと文章の情報が少なくて漠然としてしまうため「副詞」や「副詞句」で文章の情報を補足しているケースが多いです。
このように英語の文章を分解して読み解くクセがつくと、自然と読み書きのスキルが磨かれます。
例文に挙げたような短い文章だとあまり気にしなくても良いのですが、長い文章になればなるほど読解するのが難しくなるため、文型を理解していると有利になります。
次回は、第2文型について学びましょう。(次回記事はこちら)
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