五十嵐先生の基礎英語12(第2文型)
英語の文型を理解することで、一気に英語の世界が広がります。
「英語の成績が急に落ちた」「勉強についていけなくなった」という人はぜひ読んでみてください。
今回は第2文型を学びましょう。前回の第1文型との違いも意識して読んでみて下さい。
・第2文型
・第1文型との違い
・最後に…
第2文型
第2文型は「主語+動詞+補語」で文章の骨組みが構成されています。
これは「主語=補語」の関係となるのが特徴で、「補語」には「名詞」または「形容詞」が来ます。
Mr.Igarashi is a great teacher in Sapporo.(五十嵐先生は 札幌で 偉大な先生 です。)
「主語」は“Mr.Igarashi”(五十嵐先生)、「動詞」は“is”(~です)、「補語」は“a great teacher”(偉大な先生)、この3つが文章の骨組みとなっています。
“Mr.Igarashi”=“a great teacher”(五十嵐先生=偉大な先生)という関係が成立しています。
後ろに続いている“in Sapporo”(札幌で)は「副詞句」で文章の情報を補足しているに過ぎません。
他にも第2文型の例文をいくつかを挙げてみます。
This is my umbrella.(これは 私の傘 です。)
「主語」は“this”(これ)、「動詞」は“is”(~です)、「補語」は“my umbrella”(私の傘)、この3つが文章の骨組みとなっています。
“this”=“my umbrella”(これ=私の傘)という関係が成立しています。
Emily's dress looked strange.(エミリーのドレスは 風変わりに 見えた。)※“looked”は“look”の過去形
「主語」は“Emily's dress”(エミリーのドレス)、「動詞」は“look”(~に見える)、「補語」は“strange”(風変わりな)、この3つが文章の骨組みとなっています。
“Emily's dress”=“strange”(エミリーのドレス=風変わりな)という関係が成立しています。
このように、第2文型「主語+動詞+補語」の形を取る「動詞」は「自動詞(不完全自動詞)」と決まっています。
そして、第2文型は「主語=補語」の関係となるのが最大の特徴です。
「補語」に来る単語は、“a great teacher”(偉大な先生)や“my umbrella”(私の傘)のような「名詞」か、“strange”(風変わりな)のような「形容詞」です。
第1文型との違い
第2文型:This is my umbrella.(これは 私の傘 です。)
第1文型:Your camera is on the desk.(君のカメラは 机の上に ある。)
同じ「be動詞」“is”を使った2つの文章です。
上の文章は今回学んだ第2文型、下の文章は前回学んだ第1文型…と異なっています。
この違いは何でしょうか?
上の文章は、“this”=“my umbrella”(これ=私の傘)という関係が成立しています。
つまり「主語=補語」の関係となるため、「主語+動詞+補語」という第2文型の文章となります。
このときの「be動詞」は「~である」という意味になります。
一方で、下の文章は、“your camera”=“on the desk”(君のカメラ=机の上に)とはなりません。カメラはカメラです。決して机ではありませんよね。
“on the desk”(机の上に)は「副詞句」であり、動詞“is”を修飾して情報を補足しているに過ぎません。
つまり「主語+動詞」という前回の記事で学んだ第1文型の文章となります。
このときの「be動詞」は「存在する」という意味になり、上の文章とは意味が異なってきます。
このように、同じ「be動詞」を用いても、文章によって「~である」「存在する」という2つの意味があります。
どちらの意味で使われているかを判断するためには、第1文型と第2文型のどちらかを理解することが役に立ちます。
最後に…
第2文型は「主語+動詞+補語」で文章の骨組みが構成され、「主語=補語」の関係となる文章です。
そして、第1文型との違いは、動詞の後ろに「補語」すなわち「名詞」か「形容詞」が来るか否かです。
このように英語の文章を分解して読み解くクセがつくと、自然と読み書きのスキルが磨かれます。
例文に挙げたような短い文章でも、同じ「be動詞」で「~である」「存在する」と異なる意味を示すため、文型を理解していると有利になります。
次回は、第3文型について学びましょう。(次回記事はこちら)
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